事前情報はこんな感じでした。

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車検 平成17年9月(検切れ) 走行 62238km(実走) 備考 4MT
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長さ 298cm 幅 129cm 高さ 129cm 排気量 0.35L 重量 395kg
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マツダR360クーペは、マツダ(当時は東洋工業)が昭和35年に発表した初の乗用車です。
また、日本車として初めて「クーペ」を名乗った車でもあります。
エンジンは、空冷V型2気筒OHV356cc4サイクル、リアに配置されるRR方式です。
現オーナーさんは、昭和37年に1年落ちの新古車として実車を購入いたしました。
その後、同県内の別の方が一時期所有されましたが、昭和49年から再び現オーナーさんが所有して現在に至っております。
他にも複数台のお車があり、乗る機会が少ないため、平成17年9月の検査満了時から継続検査を受けておりません。
このまま乗られないのも車がかわいそうなのでと当サイトへご連絡をいただきました。
大切にしてくださる方を探されております。
なお、ナンバープレートは新車時からのシングルナンバー「8山形××××」です。
新車時から山形県を離れたことのないお車です。オーナーさんは、同ナンバーが継続できれば良いのですが、
日本全国どこへ嫁ぐことになっても大切にしていただけるなら気持ち良く見送りたいとおっしゃっていました。
【機関】
エンジンは、始動、アイドリング、吹け上がりとも問題ありません。
現行の軽自動車とは比べ物にならない小排気量・非力ではありますが、
それでも、オーナーさん曰く「昔は大人4人で遠出したこともありますよ。」とのことでした・・・。
【外観】
車体色は元々は青でしたが、以前にオーナーさんの好みで黄色に塗装されています。
ただし、経年劣化により塗装の割れ・剥がれが見られますので、見学時にご確認ください。
その他で気になるのは次の通りです。併せてご確認ください。
・バンパーのメッキ曇り
・Fウィンドーの運転席側にワイパー擦り傷
・Rウィンドーアクリル板の一部に若干の曇りあり
・テールレンズのゴム劣化

【室内】
シートは、裂けはありませんが垂れや縮みが見られます。
このままでも勿論使用可能ですが、気になる方はお好みで張り替えをお願いします。
・フロアに腐食はありません。
・ドアのウェザーストリップゴム下側に腐食が見られます。

平成17年9月に車検が切れてからも定期的にエンジンを掛けて状態を維持していますので、車検取得も容易かと思われます。
実車は、山形県にあります。
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以上を参考に現状確認しました。
当日、エンジンはチョークを引きすんなりかかりました。バッテリーは前日に交換したそうです。
見た感じは塗装が剥がれパテにて修正してある箇所がありました。


この車を見る前に茨城にあった赤のクーペを見たのですが、
前オーナーの思うがままに変更されオリジナルをとどめていない感じでした。
ちょっぴり大きく見えたのはパテで修正してある箇所が全体に及んでいたからだと思いました。


再塗装してありますが当時のまま大切にされてきたのでしょうかオリジナルに近い状態です。
まぁ〜当時のオリジナル車を知らないのですが資料等を参考に自分で作り上げたオリジナルの世界かもしれませんが・・・。(汗)
購入を決め これからクーペとの苦悩の日々が始まるのでした。
1.現状確認しに行きました。正面から 2.後ろから
3.左前 4.左後ろ
5.ヘロヘロになったウェザーストリップゴム 6.ヘロヘロなテールレンズゴム
7.距離は62238km!45年以上前の車にしては乗ってないですね。
とはいっても10万キロの単位が無いので162238km?262238km?の可能性も・・・。
8.ボンネットを開けると一度折れて修正痕が・・・。
9.怪しげな燃料ポンプのシミ!ポンプも黒く変色 10.後付のいらない配線の予感が・・・。。
11.ドアストライカーは見事に磨り減り、ネジの付け根は割れています。 12.下から見ると意外にきれい?
13.こんな感じのエンジンちゃん。 14.前後全開。ボンネットを持ち上げるのバネが無いので、開けるのに一苦労
そんな部品出てくるはずも無く・・・。


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